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三澤ブログ(アンリアル)

漫画・映画・ゲームにアニメ、都市伝説に陰謀論。現実世界で疎まれる「もうひとつの現実(=UNREAL)」から、世の中を見つめ直します。

【ジャンプ・ヤンマガ・スピリッツ】今週のネタバレ(2016.5.9)

HUNTER×HUNTER No.352

本へストックした能力について延々とプレゼンするクロロ。

「あえて手の内をバラす事で能力のパワーが増す」という誓約(制約)なのか、あえて親切に能力を説明する事で、説明の中に嘘を混ぜてヒソカを縛っているのか。

あるいは単に「読者へいっぺんに説明する事で原稿を描く手間を減らしている」のかもしれません。やっぱり冨樫は神。

今回はクロロが『転校生』によって観客の中に紛れて終わりましたが、やろうと思えばクロロは闘技場からこのまま逃げられますよね。

クロロはこのまま逃げるのかもしれないし、このままヒソカと真剣に殺し合いを続けるのかもしれない。そういう2パターンの展開の想像を強いられる点がこの話の醍醐味です。

 

しかし、そもそもなぜクロロは逃げるかもしれないのか。

久々に「能力者の死後に強まる念」というキーワードが出てきました。

黒子舞想を有するネフェルピトーは「怨」のオーラを纏っていましたし、能力者の死後もなお遺された念を強めたり留めたりしておけるパワーの源はやはり“怨み”だと考えられます。「怨“念”」と言いますし。

そして、クロロの抱く怨念といえば「鎖野郎」です。

傍から見ればきわめて不可解であるにもかかわらず、流星街出身者たちを繋ぐ強い絆。

「ヨークシンでその絆をズタズタにしたクラピカをまだ許していない」のが、闘技場から脱出するかもしれないクロロのモチベーションとして今も存在し続けているのではないでしょうか。

数々の能力を使いこなすクロロのスペックを底上げしているのが“怨み”だとすれば辻褄が合います。クラピカの鎖を強めているのもまた「旅団に対する“怨み”」だからです。

そのため、クロロが『転校生』で“誰か”に化けてしまえば、闘技場を抜けてクラピカへ接近するのも一応可能になるし、その理由もちゃんとあるというわけです。

 

クロロの中でまだ燃え続けているクラピカへの怨み。

クルタ族の誇りを奪ったクロロやツェリードニヒに対するクラピカの激しい怨み。

そして、カキンの王位を狙って火花を散らす14人の王子たちの敵意と、娘を狙う王子たちと自らの境遇を怨むワブルの母。

登場人物それぞれの抱く心の闇に想いを馳せながら読むのが、やはり今後のHUNTER×HUNTERの楽しみ方のようですね。

 

●喧嘩稼業 第60話

金田戦以来、文さんが十兵衛を人殺し扱いする正当な根拠がいよいよ生まれそうです。

『屍』を喰らった工藤が全身の崩壊をまず感じ取ったのとは異なり、徳夫に突きつけられたのは「父親の消滅」でした。

「見下していた兄と同じく弟もまた異常者だった」という残酷な事実で徳夫を追い込む木多氏の性格の悪さ。そりゃ編集者泣かすわ。

ここからは妄想となりますが、田島が『屍』の存在を知ってしまったとなると、主催者として『屍』の存在を参加者たちに告げる可能性があります。

そうなると、吉田が梶原から受け取った小瓶の価値がようやく高まっていくのではないか?と思うわけです。

ある者は毒殺による死を恐れ、ある者は勝利のためのチャンスだと感じ……

中身が血清だった場合と『屍』だった場合を想定しながら今後の話を読むのも一興ですが、中身なんて何でもいいんです。参加者たちの命を脅すブラフとなれば。

 

アイアムアヒーロー 第242話

まず最初のページから煽りや映画の宣伝で文字量が多すぎる。「ZQN集合体の中のカオスを表現しているのかな」と好意的に解釈する事でひとまずスルー。

小田(妹)に追いつかれる英雄。

「感染拡大が目的なら英雄の肩や首に噛み付けば良いのに、なぜ口元へ?」というのが今回のポイントです。

感染者同士の肉体の接触度合いによって異世界(来栖たちの空間)へ侵入できるとすれば、ZQN間の基準として丸呑みやセックスに次いで接触密度の高い行為が「キス」なのかもしれません。

口元からリンクする事で、英雄は異世界の深くまで入り込めると。

 

また、感染者には「ZQNの肉体を別の感染者の魂が乗っ取る」という能力があるのではないでしょうか。

来栖やシャベル男のような半感染者がZQNの動きをコントロールする描写はたびたびありましたが、それはこの力の応用なのかもしれません。

半感染者同士の意識がクラウド方式で繋がっているように、かつて来栖たちの部屋から出てきた小田(妹)にもその権限が何らかの理由で存在し、やろうと思えば感染者の肉体から肉体へ『魂』というアカウントを移動させるのも可能?というわけです。

久喜での“共食い”の勝者が崇だったにもかかわらず、池袋ではなぜか来栖のような性格が目立っているのも同じ理由であるような気がします。

メインの肉体は崇で、魂の部分は(クラウドに保管されていた)来栖に乗っ取られたというわけです。

そのため、現在小田(妹)の中にいるのは、集積脳へ取り込まれなかった小田つぐみである可能性があります。

 

第20集の表紙絵に近づいたところで、続きが読めるのは1ヶ月後………