ヒラリーの発言と、GANTZから見る宇宙人の生態。
ヒラリー・クリントンがこんな発言をしてました。
「見た事ないので、宇宙人はいない!」という人がいますが、それはそれで正しい意見だと思います。
「見た目が人間そのものだったら、ソイツが宇宙人でも気づかない」からです。
漫画『GANTZ』は、地球人が宇宙人と殺し合いをするバトル漫画ですが、何でこの漫画が面白いかというと「敵である宇宙人が人間の街で暮らしている」んです。
ふつう、宇宙人は地球の外からUFOに乗ってやって来るようなイメージがあるんですが、そういうやり方をするのは最終章に出てくる宇宙人だけで、それまで主人公たちが戦うのは、聖蹟桜ヶ丘や板橋のアパートに住んでいる宇宙人や、人間の姿に擬態して池袋を歩いてる宇宙人。
他にも、仲間を殺された復讐として主人公の通う高校へ直接殴り込みをかけた宇宙人もいました。
また、主人公たちは幕張メッセで恐竜、大阪・道頓堀では妖怪と戦うんですが、「宇宙人と戦う漫画なのに、どうして唐突に宇宙人以外の敵と戦うハメになるのか?」というのも、ヒラリー・クリントンの発言を読み解くうえで興味深いポイントです。
東大・京大が地球外生命体を調査するチームを結成したり、なぜ世界史の授業でメソポタミアがスルーされるのにイラクが大きな戦争の舞台になっているのかだったりと、新聞や専門家の言葉だけでは見えない世界があります。
神武天皇など初期の天皇は「身長2〜3メートル、龍のような鱗や尻尾をもち、角や翼を生やしていた」という話を載せた文献(先代旧事本紀大成経)も、単に教科書に載っていないだけで存在しています。
「知らないから存在しない」と思っていればラクですが、クリエイターや監督の側としては「事実として存在するからあえて漫画や映画でフィクションだと思わせる」という考えではないでしょうか。
「事実に気づかせないために、あえて事実をウソのように見せる壮大な事業。」
そういう目的でなければ、わざわざウソをついてまで品格を汚すような漫画や映画に企業が巨額の制作費をかける必要が思い浮かびませんし、人々を学校では習わないような誤った価値観へ誘導するトンデモ話を世に広める事業を政府が許すわけがありません。
……あ、もしかすると政府がアレなのか。(笑)
そういや最近だと、三谷幸喜の『ギャラクシー街道』も大コケしました。
登場人物が全員宇宙人でしたね。